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進みたいキャリアを意識する|公務員の仕事術

定年までに同期の中で係長級以上になるのは2人に1人です。自治体によって異なりますが、2人に1人というのは民間に比べると多くなります。公務員のキャリアは、1.マネージャー、2.スペシャリスト、3.スタッフの大きく3つに分けられます。1は、係長をはじめ課長や部長、2は専任主査(係長級)、3は主事・主任として処遇され、係長級になるには1と2の合計が必要です。また主任・係長・専任主査については昇任試験があります。それぞれのキャリアは役割に違いがあり、適性や能力、ワーク、ライフなどに対する考え方によってどれが良いか決まってきます。組織運営上、一定の役職者を揃えることは重要になりますが、自分はスタッフでいるつもりだったのに、係長職昇任試験を受けなければいけなくなることもあるでしょう。係長になるための敵影や能力などがあったうえで、きちんと考えて受験するのであれば良いのですが、深く考えずに受験しポストに就いてしまうと、大きな苦労を抱えることになってしまいます。マネージャーとして求められる能力は、スタッフとは異なります。そのスキルを身につけるためには長年の努力も必要になりますし、出産や育児、介護といったライフレベルも関わってくることになるでしょう。自分が進むべきキャリアは、受験資格を与えられてから考えるのではなく、与えられるまでに考えておくことです。それまでに準備・努力しスキルを高めていれば、いざ受験資格を与えられてもある程度心構えができます。女性で出産や育児など負担が偏りやすい人は、早めに選択・準備をしておきましょう。

 

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多くの公務員は、「若手」「中堅」「マネージャー」の3つの壁にぶつかりやすいといいます。特にマネージャーの壁は高く、試験に合格しても壁にぶつかる人が多いでしょう。なかには、降格してしまう人もいます。試験勉強も決してラクなものではありませんが、本当の壁は試験に合格した後です。しかし3つの壁も、中身を十分理解し努力をしていれば、恐れる心配はないでしょう。若手の壁は、新人から3〜5年でぶつかります。中堅の壁は、中堅になるまでの10年目前後の壁です。これまで培ってきた知識・技術・人脈が問われる時期ともいえます。そして、マネージャーの壁です。これは、係長・管理職ではマネジメント能力、いわゆるチームでいかに成果を出せるかが問われることになります。個人としての処理能力だけでなく、チームでいかに成果が出せるかが重要になるでしょう。ここで間違えてしまうと、ひとり遅くまで頑張ってしまうことになります。この3つの壁は、若手の壁→中堅の壁→マネージャーの壁の順に乗り越えていくことになるでしょう。中堅の壁やマネージャーの壁を乗り越えることができるのも、若手の壁を乗り越えてこそです。なお、スペシャリストになるためには、また別の壁があります。重要になる能力は、「職人気質」「フォロワーシップ」の2つです。

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