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まずは教わったとおりにやってみる|公務員の仕事術

新人職員が「1年目から知っていたら良かった」と思うことに「教わったとおりにやる」という意見がもっとも多かったことが分かりました。創意工夫するには、まず教わったことをその通りこなすことが大切です。言われたとおりにやるのではなく、自分で考えて実践することが大切だという意見が多いなか、新人職員にとっては意外にも「教わったとおりにやる」ことが今後のスキルアップに繋がるようです。最初の1年は基礎的なことを、ひとつひとつ正確にマスターしていきます。新人職員には研修があり、先輩も自分の仕事を抱えています。教える時間は限られているため、まずは教わったことをきちんと行うことで先輩への負担も軽減でき、そこからどのように工夫していくから見えてくるでしょう。「型破り」を入社してすぐに行ってしまうと失敗します。なかなか仕事が覚えられず苦労もするでしょう。このように、「型どおり」行うことが求められるのが公務員なのです。他の職種であれば、もしかしたら型破りな発想や仕事の進め方がプラスに働くかもしれません。しかし、公務員に至っては型どおりに仕事をすることこそがもっとも重要になるでしょう。あまり合理的ではありませんが、型どおりに進めていくことできちんと実績を積むことができるのです。

 

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「型」は、長年の業務で培われたもので、その一連の手順には「ムリ」「ムダ」「ムラ」をなくし、ミスやクレームといったトラブルを防ぐことができます。そして相互連携し仕事を進めるための手立てが組み立てられているのです。こうした個々の作業や動きを理解することは、新人職員にとってとても重要になります。武道においては、これを「守破離」といわれています。「守」=師の教えを忠実に行い、確実に身につけること、「破」=師の教えを守るだけでなく、創意工夫すること、「離」=師から離れ、独自の型を創り出すこと。新人職員も同様ですし、それを教える先輩職員もいかに「型どおり」にできるようになるかチェックしています。そのチェックに合格すれば仕事を任されるようになるでしょう。民間と公務員はここが違います。公平・公正であり、「型」を身につけることがもっとも重要になります。

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