叱られたら正面から乗り越える|公務員の仕事術
叱られることが好きな人は多くないでしょう。むしろイヤだと思う人のほうがほとんどです。しかし、公務員として働いているといかに「叱られ上手」がメリットになるかが分かります。「公務員だからこそ、叱られないように完璧な仕事を目指すべきなのでは」と思うかもしれません。それなのに叱られ上手になったほうが良いというのは、叱られることで成長へと繋がるからです。新人のうちは、叱られることがほとんどで、叱られない人はいないといっても過言ではありません。しかし叱られることでストレスになり、「もう仕事をしたくない」と思うでしょう。もしかしたら叱られ続けることで転職を考えてしまう人もいるかもしれません。それでも、年数が経つと新人の頃のように叱られることは減ります。そこで初めて、叱ってもらえることの有り難さを知ることになります。
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叱られると腹が立つ、気分が悪くなりますが、腹が立つということはその指摘が正しいからです。もちろん、すべての人が叱られて腹が立つわけではありませんが、なかには「こちらの大変さも知らないで」「自分のことは棚に上げて」とムッとしてしまう人のほうが多いでしょう。しかし、先にも述べたように叱られて腹が立つのはその指摘が正しいからです。外れていればその指摘は間違っていいないと思うわけですから、そこまで腹が立つことはありません。指摘されて当たっているからこそ腹が立つのでしょう。叱られると、「自分はできが悪い」と思う人が多いと思いますが、実際はその逆で、できる人ほど叱られています。そして、叱られ上手なのです。仕事ができる人もできない人も、能力の差はそれほど大きくありません。叱られたことをいかに上手く活かしていけるか否か。その違いにあるのです。だからこそ、失敗した経験もすべて糧にし、どんどん成長していくのでしょう。叱られず完璧に仕事をこなすことはすごいことですが、失敗を経験しなければ前へ進むことはできません。ですから、叱られ上手を目指してください。そして、叱られたことをしっかり受け止め乗り越えていきましょう。将来、その失敗が必ず役に立つときがくるはずです。叱られたら、まずなぜ叱られたのかを考えてみてください。
優れた人は、1から10を知ることができます。それ以外の人は、1から1しか知ることができないといいます。けれど、その1を確実に知ることができれば10年後には大きな差となります。ですから、叱られたことには正面から向き合ってください。叱られたことに対して言い訳や腹を立てるのではなく、一旦受け止めて指摘されたことを修正していきましょう。正面から向き合い続けることでしか身につかないことがたくさんあるからです。新人の場合、なかなか素直に受け入れることはできないかもしれません。しかし先にも述べたように、何れ叱られたことや失敗したことが役に立ちます。乗り越えるまでの時間は個々によって違いますが、それでも頑張って乗り越えることができれば糧になるでしょう。